2013年10月2日水曜日

03 またもやモト社員が…

さて話は2009年11月まで遡りますが、営業:Tさんと連絡がつかなくなる前に以前社長たちと一緒に仕事をしていたというKさんが会社に訪ねてきました。

Kさんはその時25歳、社長たちと仕事をして辞めた後、パソコンスクールの講師として仕事をしていたのだそうです。
しかしもともとは営業をやっていたので教えるということにストレスを感じるようになってきており、相手方の会社が安定してきたのならここで雇ってもらえないかと頼みに来たのでした。

社長は自分を頼ってきた元部下がよほど可愛かったのでしょう、すぐに雇い入れる準備をしたのです。
しかしそのやり方がセコかった。

ハローワークに求人を出す際、助成金・給付金をもらえるようにしようとしたんですよ。
実際にやってたと思われるのは『トライアル雇用奨励金』に該当するように求人を出し、実際に募集、そしてKさんを面接したとして実際に雇用する、というものでした。
いわゆるデキレースです。

社長と経理:Yさんに「あんまり募集が来ても返事が大変だから、必要スキルに何を記載したら良いかしら?」とまで相談されました。
一応提案はしましたよ。
ペーパーレスを推奨している会社だったので「履歴書と職務経歴書をWordもしくはExcelで作成し、PDF化したものをメールで提出してもらい、スキルテストの一貫とするとすれば良いんじゃないですか?」と。
「そうすることで履歴書を郵送で返す手間と費用がかからないですから良いと思いますよ」とも付け加えました。
社長と経理:Yさんは喜んでその案を採用、求人票を作ってましたね。
ちなみにトライアル雇用奨励金の話は社長と経理:Yさんで相談していたことなので、実際にできたかどうかは不明ですけど。

そんなこんなで求人募集が始まりました。
素晴らしい経歴の方もたくさん応募してくださったんですよ。
こんな人が新しい職場を求めてるのはやっぱり不況なんだなぁって寂しくなったほどです。
しかし結果は決まっています。
どんなに優秀そうな方が応募してきても採用はKさんなのです。
ひどいよなぁ。

求人募集は2週間ほどで締め切り。
そしてハローワークにはKさんを採用した旨を報告してたなぁ。

というわけで、12月に入ったころには営業にKさんが加わっていました。
このKさん結構とんでもない人だったんですよ。

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