2013年10月3日木曜日

06 給料遅配がよりひどくなっていった

2010年、この年の夏は本当に暑かった。
熱中症という言葉が毎日のように聞かれる日々でした。
そして8月半ば社長が熱中症で倒れました。

社長は1人暮らし。
奥さんとは多分離婚して、話によると息子さんは1人独立してもうすぐ結婚されるとか。
結構良いホテルで働いていて自慢の息子らしい。

そういう社長が1人で家で倒れたから皆で心配した。

やっと電話が繋がったのは翌日の夕方。
生きてたよー。
と誰もが安堵しましたよ。
念のため5日間休養をとってもらいました。

その後出社したものの体調が悪そうな社長。
後で思えばこれは演技だったのか?と疑ったものです。

そう、これまで遅れてはいたものの定期的に月末に支払われていた給料が月末に入っていませんでした。
もちろん黙認するわけには行きません。
しかしこちらが口を開こうとすると「また熱が出てきた」とか「今頭痛がするから後にして」など体調不良を理由にした言い訳で聞こうとしません。
9月3日くらいに普段温和な営業:Hさんが突然「いつになるんですか!?」と声を荒らげてくれたおかげで聞き出すことができました。
「10日の○○社の入金があったら支払える…」とのこと。

営業:Hさんは夏期休暇に彼女と旅行に行ってラブラブで帰ってきたばかり。
「早くプロポーズしたいんですけど」と嬉しそうに言っていた矢先だったんです。
将来のことを考えると彼も不安だったんだと思います。
その頃から彼とはこっそり話し合いをすることが多くなりました。

9月10日、8月分の給料が振り込まれているのを確認して少し安心。
しかしこのままでは9月分以降の給料がどうなっていくかは暗い想像ばかりしてしまいます。

そして次の月からダダ遅れの給料遅配が始まったのでありました。

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