2013年10月6日日曜日

13 役所は動く

システムさんと営業:Hさんはかなり心配してくれました。
まぁ、普通の感覚を持ったやさしい方たちなので、心配かけて申し訳ないとも思いましたね。

営業:Hさんは今回のことで見切りをつけたらしく、本格的に転職活動を始めると言いました。
システムさんは私がやっていた仕事を押し付けられたらしくやり方などをこっそり聞いてきました。
今まで良くしてくれたクライアントさんのためだし、システムさんには苦労かけたくないので少し協力しました。
会社に電話しても私が出ないので不審に思ったクライアントさんが私の携帯に電話してきてくれました。
そりゃそうだ、突然だもんね。

しかし、1週間待っても内容証明は来なかったんです。
5月25日、本来なら給料日ですので会社に電話を入れました。
「まだ送ってない」ですって。
コイツは性根が腐っているとしか思えん!
すぐに労働基準監督署に相談に行きました。

前回の調書を見ながら別の担当さんが話を聞いてくれました。
(労働基準監督署では正式に依頼するまでは、空いた順番に話を聞いてくれるシステムなんだそうです)
「では給料遅配の件で正式に指導の依頼を受け付けることにします。解雇の件に関してはどうするつもりなのか話を聞くことにするということで受け付けますね」とのこと。

うーん、やはり突然解雇の指導はしてもらえないのか…。

その間にも情報は色々入ってきます。

会社は制作のできる人間をアルバイトで雇おうとしていること。
私もこれから仕事を探す身ですからね、職安にも行きましたよ。
何と、私を追い出したその日に職安に求人が出されていました。
これも何かあった時に証拠として出してやる!と求人票をプリントアウト(爆。

システムさんと営業:Hさんが送別会&激励会を開いてくれるとのこと。
嬉しいなぁ。

労働基準監督署はすぐに担当を決めてくれた上に、すぐに会社にも連絡をとり指導日を決めてくれました。
6月1日だそうです。
お役所なのにすげーフットワーク軽いやん。
それだけ重大違反ということなんですね。

そしてですな、5月27日内容証明が来たんですよ。
これがとんでもない内容で、読みながら怒りがこみ上げるやら笑いが出るやらすごいものでした。

タイトルが『解雇通知および損害賠償の請求』!?
損害賠償???
まぁ、タイトルの時点でこいつらバカだと思いましたね。
だってこれで会社都合の突然解雇が証明されたんですから。
そして『損害賠償の請求』。
これはすごかったです。
まず、私の勤務態度の酷さ(でっち上げ)を延々と書き連ね、その後に今月末に納品するはずだった案件がポシャったからクライアントへの損害倍賞をするため支払え、とか何とか。
ショッピングサイトが開設されなかったのは私にその技量がなかったからで、そんなスキルの低いことを隠して入社したのだからその分の損金を払え、給料と相殺しろとかね。
しかも宛先を私だけでなく旦那さんの名前も入れてきた!
もしこれで裁判になったら旦那さんの会社の弁護士を相手にするつもりかこいつら。
大企業勤めだよウチの旦那さんは。
日本語は破綻しているし、ページめくったら書いてあることが変わっているし、支離滅裂。
これは正気の方が書いたんですか?ってツッコミそうになりましたよ。

アホだこいつら。
その案件ならシステムさんに指導してちゃんと納品されたことも知ってるぜ!
ショッピングサイトの開設は数件実績があるからスキルがないことは言わせないよー。
いくらでも証明できるぜ!

と、言うわけでこの内容証明を持って労働基準監督署へ。
担当者さんはすんなり「解雇って書いてありますね。じゃぁ、突然解雇に対しての指導もできます。」とのこと。
「損害賠償って書いてあるんですけど…」
「あー、これは会社が一方的に言ってきているだけで、内容を読む限りあなたが支払う必要はないですね。別にこの内容証明に法的効力はないし。無視しておけばいいでしょう。」とのこと。
すんなり断言。
全くビビることなしなのねー。

そしてこの日システムさんと営業:Hさんが送別会&激励会を開いてくれました。
そこで内容証明を見せてあげました。
営業:Hさんは「これマジですか?こんな嘘ばっかり書いてくるなんて信じられない」と。かなりビビってました。可哀想に。
でも今回の騒動で6月いっぱいを目処に会社を辞めることを決意したのだそう。
ホントは君が先に転職先見つけて円満に辞める話をしてたのにねぇ。
システムさんは「僕の名前が勝手に使われていますねー、こんなの知らないし。スゴイなこの内容。」と。

あ、この内容証明を書き上げるのにまた郵便局と何度も往復したらしいです。
学習能力無いんかあのアホ社長。

また、アルバイトの面接が終わって明日からもう来るとのこと。
ものすごく大人しそうな子で初めて働くんだとか。
DTPとかの学校に行って実務経験はないらしい。
ホームページの方とかどうするつもりやろ。
システムさんが「ぼくがいなくなった後どうなることやら…」と。
まぁ、頑張って。

システムさんの話によると今月いっぱい会社がもつかどうかわからないかもという話でしたが、多分取引先が損を出さないために潰さないようにすると思われるので少なくとも今年いっぱいは持つのではと考えています。

あーぁ、こんなにやさしい人もいる会社だったのに悔しいなぁ。
2人には私は前向きにアグレッシブにいくから心配しないでねと伝えました。
何かあったら助けあおうとも。

頑張るよ私。
絶対給料を支払わせてやるんだ、と心に誓いました。

解雇通知が来たので5月30日に離職票の発行など会社としてすべき手続きをせよ、と電話したんですよ。
あの社長途中でわざと切りやがった。
もう一度かけなおしたら笑いながら手が滑っただって。
もう人間小さすぎて呆れ返ったわ。
何回も給料支払え、法律違反をどう考えているのかって問いかけてやったわ。
そのたびにちょっと言葉が詰まってて笑えたけど。

6月1日労働基準監督署の担当者さんが指導に行ってくださいました。
給料遅配は法律違反であること。なので支払いなさい、と。
そして突然解雇なのだから解雇予告手当も必要なのだと。
その計算方法まで指導してくださったとか。
社長は「解雇したんじゃなくって勝手に出て行ったから自己都合だ」と言い張ったらしいですが、例の内容証明のコピーを出されて「ここに解雇とかいてあるでしょう」と言ってくれたのだとか。
ここで初めて自分がミスを犯したことに気づいたらしい。
ものすごく小さい声で認めたとか。
ざまーみろ。
その後も私が仕事をしなかったから払いたくないとかごにょのごにょ言ったらしいんだけど、担当者が「遅配も支払わないのも法律違反だから払わないといけないんですよ!」と言ってくれたとか。
すると社長はこの件について罰則はあるのか?とまで聞いてきたらしい。
担当者もあきれたと言ってました。

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